Next.jsとPrismaで構築する認証システム(メールアドレス、Google認証)でmidalの開閉やイメージ画像のアップロード、トグルメニューのオープンなどにuseCallbackが使われていますが、どういうタイミングで使えばいいかいまいちわからないので教えていただきたいです
例
// ログインモーダルを開く
const onToggle = useCallback(() => {
signupModal.onClose();
loginModal.onOpen();
}, [signupModal, loginModal]);
// メニューオープン
const toggleOpen = useCallback(() => {
setIsOpen((value) => !value)
}, [])
// 閉じる
const handleClose = useCallback(() => {
if (disabled) {
return
}
onClose()
}, [onClose, disabled])
ご質問ありがとうございます。
useCallbackフックは、特定の依存配列の値が変更されたときにのみ関数を再生成するようにReactに指示します。
これは、不必要な再レンダーや計算を避けるため、または最適化のために主に使われます。
具体的なシナリオに基づいて、useCallbackの使用例をいくつか説明します。
useCallbackの使用イベントハンドラ(例えば、クリックイベントやフォームの送信イベント)は、コンポーネントが再レンダーされるたびに新しい関数として再生成されます。
これにより、子コンポーネントが不要に再レンダーされる原因となる場合があります。
子コンポーネントにイベントハンドラを渡す場合、useCallbackでハンドラをメモ化することで、依存関係が変更されない限り同じ関数の参照を保持し続けることができます。
例:
const onToggle = useCallback(() => {
signupModal.onClose();
loginModal.onOpen();
}, [signupModal, loginModal]);
この例では、signupModalやloginModalの状態が変わったときにのみonToggle関数が再生成されます。
これにより、これらの状態が変わらない限り、onToggle関数の参照が変わらないため、子コンポーネントに渡すプロパティが変わらないことが保証されます。
高コストの計算を行う関数や、API呼び出しなどの副作用を伴う関数を、コンポーネントが再レンダーされるたびに実行する必要がない場合、useCallbackでその関数をメモ化することで、依存関係が変更されたときにのみ関数を再実行させることができます。
特に大規模なアプリケーションやパフォーマンスが重要な場面では、不要な再レンダリングを避けるためにReact.memoと組み合わせてuseCallbackを使用することがあります。
React.memoでラップされたコンポーネントは、プロパティが変更された場合にのみ再レンダーされますが、関数の参照が変わるとプロパティが変更されたと見なされるため、これを防ぐためにuseCallbackが有効です。
useCallbackは、必ずしもパフォーマンスを向上させるわけではなく、場合によってはオーバーヘッドを導入する可能性があるため、必要な場面でのみ使用することが重要です。useCallbackを使用しても関数が頻繁に再生成されるため、期待したパフォーマンスの向上が得られないことがあります。useCallbackは特定の状況で非常に有用ですが、その使用は慎重に検討し、実際のパフォーマンスへの影響を理解した上で適用することが重要です。